大成産業株式会社 秋田木材加工センター

木材防腐について

木材の保存方法

木材を保存処理せずに野外にしようとすると、日射や降雨によって変退色すとともに、干割れやささくれを生じ、2~3年程度から腐朽や劣化が始まります。

そこで野外に使用する木材の耐久性を向上させる為に木材保存処理が必要とされます。中でも最も効果的な方法は、加圧式注入処理である。木材を大量に、且つ効果的に処理する方法として世界各国で最も多く使用されている手法であり、JIS規格にも記載され、公的な規格として採用されています。

木材保存剤についても同様に、JISK1570で規格された薬剤が公表されており、最近の木材保存剤は、地域規模の森林資源保護等の環境問題を重要テーマとしており、効力の持続性、環境保全を考慮した自然にやさしい薬剤が使用されています。

木材保護塗料ステンプルーフ

屋外で使用する木材の塗装には多くの配慮が必要です。 絶えず風雨や太陽の紫外線など、さまざまな環境にさらされる為、表面の化学反応や木材の膨潤収縮による塗装の剥離・微生物による塗膜の劣化などにより、塗装の機能が急速に低下します。その為には、以下の総合的な対策が必要です。

  1. 密着性・耐候性の良い樹脂、良質の顔料など優れた塗料システムの材料を用いる。
  2. 雨水に当たっても吸水しない工夫
  3. 仮に吸水しても、それを塗膜内に閉じ込めず、発散させる工夫
  4. 塗膜の劣化は勿論、木材の腐朽・虫害(白蟻等)を防止する工夫

従って、従来のような厚い塗膜を木材表面につくるタイプの塗装ではなく、木材内に浸透し、木材の呼吸を止めない、うすい塗膜を形成すると同時に、溌水性を発揮して外からの雨水の浸入を防ぐタイプの防腐・防虫塗料が望まれます。

ステンプルーフは、外装に木材を用い外装塗装に長年伝統と経験を持つ、ヨーロッパの塗料技術をベースに、木材保存に関する長年の経験と研究から生まれた理想的な塗料です。

ステンプルーフの特徴

耐候性 ステンプルーフは、密着性。耐候性の良い樹脂、良質の顔料など優れた塗料システム材料を用いていますので、その優れた耐候性は、木材を紫外線から保護し、厳しい条件下でも木材の紫外線劣化を防ぎ、褐色を防止します。
透湿性 吸水、膨潤、感想、収縮のサイクルは木材に干割れやソリ、ねじれなどの被害を与えます。ステンプルーフは木材の性質を充分に考慮した樹脂を用い、従来の塗料のように厚い塗装を形成し木材の吸収(吸放湿)性能を止めるのではなく、含水率を一定に保ち、乾湿の差を小さくすると同時に、溌水性(防水防止性能)を有し外部からの雨水等の浸入を防ぎ被害の発生を防ぎます。
撥水性 ステンプルーフの溌水性は、雨などの水を弾き、雨の中などに含まれる汚れを木材表面に付着しにくくする効果があります。よって、水分がない為腐朽菌の繁殖が抑制され、ステンプルーフを塗装することで腐れからも守れます。
浸透性 木肌をそのまま生かした塗装面が得られるのは浸透性塗料だからです。ムラになりにくく、塗膜の剥離なども起こりません。
メンテナンス 浸透性ですので剥離がなく褐色が緩やかで、上塗りも容易でメンテナンス性にも優れています。

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